パソコンで文章を書いたり、プログラムを書いたりする人たちにとって、キーボードやマウスというのは、生産性の向上と切っても切れない仲にあります。
かくいう私もUS配列(ASCII配列とか英字配列とか英語配列とか104キーボードとかいろいろな方言がありますが、今回はUS配列で統一)のキーボードを長年愛用しており、すでに10年以上US配列のキーボードを使い続けています。
ここで、US配列キーボードに対しての愛を語りたいところですが今回は割愛しまして、US配列キーボード愛用者にとって神がかってるソフトウェアを見つけたのでご紹介したいと思います。
JIS配列から変更ができない悲しみの環境
JIS配列のキーボードを使うことが想定された環境から、US配列のキーボードが正しく認識されるまでいくつかの作業が必要です。しかし、これにはWindowsの管理者権限が必要であったり、レジストリを触らないといけなかったりと、自身が管理していないコンピュータを使う場合、一連の変更ができないことがあります。
そう、見事にその環境に当たりました。客先常駐で仕事をしているのですがまさにこの罠に引っかかってしまいました。
お客さんに「US配列じゃないと生きていけない体なので私物のキーボードを持ってきても良いですか?」と伺ったところ「OK」と二つ返事をいただき「やったぜ」と思っていたのは束の間……。そう、管理者権限によってキーボードレイアウトが変更できなかったのです……。
最初は必死になって管理者権限なしにキーボードレイアウトを変更する方法を探したのですが、どれもうまくいかず、泣きながら最初から用意されていたキーボードを使っていました。
諦めきれなかったので継続して方法を調べていたところ見つけました。神がかったソフトを……。その名も「ULE4JIS」というソフトウェアです。
- JIS配列ドライバのままUS配列キーボードがレイアウト通りに入力可能
- 管理者権限不要(超重要)
- 常駐型ソフトウェアなのでソフトウェアを終了させれば元の環境に戻る
という、まさに自分が必要としている機能を提供しているソフトウェアでした。
ULE4JISを適当なフォルダに格納して、ショートカットをユーザのスタートアップフォルダに入れてしまえば、そこにはもう普段通りの環境が広がっています。
自宅ではHHKB Pro TypeS&M570、常駐先ではHHKB Lite&M570という、限りなく同一の環境で仕事ができるようになりました。
ULE4JISさえあれば
- 外部ネットワークに接続可能
- 細かなソフトウェアならインストールしても何も言われない
という現場であれば、US配列キーボードが使えるとわかったのでHHKB Pro2を現場用に買おうかなと考え中です。
そんなわけで、同じような状況に苦しんでいる方が居れば……ということで簡単な知見の共有でした。久々に文章書くとやっぱり日本語が崩壊しますね。でわでわ。