はじめに
臭いやら、金がかかるやら言われる喫煙習慣。私は喫煙歴が3~4年くらいの人間なのですが、気がつくと日に日に消費するタバコの量が増えていました。普段はWinstonキャスターの5mgを吸っているのですが、タバコの中でも軽い方なので、いわゆるチェーンスモーカーの状態になっていました。
「良くないなあ」と思いながらも、アイコスをはじめとした加熱式たばこは味が美味しくないし、臭いが一部の人に不評。何より少し値段が高く、持ってはいるものの利用頻度は低め。プルームテックはタバコではなく、味のついた煙を吸っているような感じがして、タバコを吸っている気がしない。そんなこんなで結局キャスターの5mgに戻っていたのでした。
一度、チェーンスモークを押さえようと、少し重めのタバコを吸ったのですが、小さな頃から嗅ぎなれたキャスターのバニラの香りが好きで(祖父・父ともにキャスターを吸っていた)結局はキャスターに戻っていたのでした。
ここでニコチン依存の問題が出てくるのですが、思うのはそこまでニコチンには依存していないということです。どちらかというと、タバコを吸うための小休憩、それから口唇欲求が強いことに気がつきました。考えてもみると、ストレスがたまるとずっと唇を触っているし(指しゃぶりはしない)布団で眠るときも布団の裾を唇に押し当てているのです。これで、なんとなく私がタバコを吸いたいと思う気持ちがわかるようになってきました。後はタバコを吸うために一度外に出て、外の空気を吸って気分をリフレッシュしているのだと思います。
以上を踏まえると「お前、かぎタバコを吸う必要ないじゃん」という話になるのですが、どうやら何かに集中して作業をするときにニコチンが効果的なようで、自宅で仕事や原稿をしている時はずーっとタバコを吸いながら作業をしています。これがまあ、肺にも悪いですし、賃貸なので退去時の精算が怖いわけです。そう考えるとニコチンに依存しているともいえるのですが、タバコを長時間吸わないことでイライラすることはないので、依存はしていないんじゃないかなと思っています。
かぎタバコとはなんぞや
かぎタバコは小袋の中にフレーバーとニコチンがはいたもので、歯肉と頬の間に挟んで唾液で成分を溶かしながら20分くらい楽しめる吸わないタバコです。
つまり、ニコチンは摂取できるけれども、肺がんの理由とされるタールは0なわけです。また、煙も一切出ないので匂いの問題もありません。多分、タバコが嫌われる一番の理由である臭いの問題が解消されます。嗜むシチュエーションが限定されないので。最近増えてきたタバコ全面禁煙の飲食店でも、タバコを嗜むことができます。
喫煙は行為関連付けの側面が強く、飲食後、寝起きなどに吸いたくなるものです。それをかぎタバコに変えることによって「タバコを吸う」という行為の関連付けに、ニコチンは摂取できるけれども、タバコは吸わないという新しい行動が可能になったわけです。ですから、これを続けていけばタバコを数本吸うを減らし、ゆくゆくは禁煙の方向に持って行けるのではないかなとも思います(わからないけれど)。
まあ、そんなとりとめのない話ではありますが、口のさみしさのためにガムを噛むと腹を下し、飴をなめていると、口の中が切れる私からすれば、口のさみしさを解消し、ニコチンも摂取できる、ひとつの大きな選択肢になったと思います。