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発達障害と自閉症スペクトラムが分かる検査を受け終えた所感

 前回のエントリでも触れていたように、発達障害やASD(自閉症スペクトラム)がわかるとされている検査である「WAIS-Ⅲ」を受けてきた。所要時間は3時間弱でスケジュールの都合上2回に分けての検査となった。費用は自立支援制度を受けた状態で、2回の診察費を含めて2000円程度だったため、保険適用のみの場合は6000円程度だと思われる。

 WAIS-Ⅲは小学生時代に受けたであろう知能検査に近いもので、それがより高度になったものという印象を受けた。いろいろとWAIS-Ⅲについて調べたところ、多面的に知的な能力を調べ、高低や偏りから様々な診断を下すことができるものらしい。正直なところ「できた」と感じた問題と「ほとんどできなかった」と感じた問題があったため、私の知的な能力には偏りがあるのだろうと思う。

 検査を受けた所感は「疲れる」の一言に尽きる。算数が苦手なことが分かっているため普段から簡単な問題も電卓に依存していたり、いざ聞かれると答えに窮する日本語の意味に考えを巡らせるのはとても疲れる。このあたり、テクノロジーのぬるま湯に浸かり自身の能力が劣化していることを再認識させられた。というよりは、休職しているため頭を使う機会がほとんど無いことから、単純に突然の知的労働に脳みそが驚いただけかもしれない。

 診断結果は12月17日に分かることになっている。最初は息巻いていたが、いざしっかりとした検査を終えた後、その結果を知るというのは、ハッキリ言って怖い。医師の簡単な問診で下された結果と、長い時間をかけておこなったテストの結果というのは、受け止め方が異なる。背けることができない現実を直視する必要が出てくるのだ。

 ましてや私はもう25歳を迎えんとする人間で、成長とともに自分の可能性を磨く時期というのは既に去ってしまっていて、後はただ過ぎ去る時間と老いを体感するだけである。結果次第では「もっと早く受けておけば……」と感じるかもしれない。それはとても怖いものだ。

 検査の結果が芳しくなかった場合は、双極性障害Ⅱ型を含め、精神障害者手帳(3級)の申請をおこなうつもりだ。きっと、それが私の正しい行く先なのだと思う。

 

 話は変わるがWAIS-Ⅲの後、画用紙に絵を描いてその内容を分析してもらう検査をおこなった。自分で言うのも何だが、なかなかにカオスな絵ができてしまい描きながら笑っていた。この検査の結果はすぐに教えてもらえた。私の性格は「内向的な傾向が強い」「現実主義者」「現実主義者だが堅物というわけでは無く、適度に肩の力は抜けている」というものだった。「うーん……。なんとも……」という結果である。