実家に帰るにあたって、取り急ぎドールバックに押し込まれ、長い間眠りについていたDDS*1を母に見せてみた。今までドールバッグの中には「大きなフィギュアが入っている」と説明していただけに、どんなリアクションをするのか興味があった。
居間でお茶を飲んでいる母(50代中盤)に「そうそう、前に言っていたでかいフィギュアってこれなんだけど」といって、我が娘であるルア*2を見せてみた。
すると「うわっなにそれ」みたいな月並みなリアクションの後に「あんたってもしかして、なんていうか、オカマなの?」と聞かれた。予想外の質問に「どういう意味?」と聞き返したとき、自分でも意味が分かった。
母の中の図式として
「ドールのような人形」 → 「そういうものは小さい女の子遊びに使う」 → 「息子が小さい女の子のようなもので遊んでいる」 → 「つまり息子は女性的な部分が強い」
というのが成立したのだろう。「そんなことはない」と否定しつつ、今までに無い斬新な指摘をした母に少し関心した。ドールオーナーがこんなことを言うのも何だが確かに、フィギュアは男性。ドール*3は女性という印象がある。いくらオタク耐性があるとは言え、一般人から見ると理解から逸脱した何かに見えたのかも知れない。
その後、することが無かったのでヘアコーム*4でルアの髪の毛をといていると「あんたがそういうことをしているのを見ると、奇妙というか滑稽」という指摘もいただいた。最終的には「まあ、いいんじゃない」と無事に母の納得を得ることはできた(?)
私が就職に際して実家を出るまで、机の上にはアゾンのドールが2体置いてあったので「いままでも小さいの持ってたじゃん」と聞いたら「大きさが違う。大きさが」と言われた。その通りである。*5
ついでに「あんた、そういうのが好きだと、実際の女性が嫌になるんじゃ無い?」とも言われた。その通りである。