これは都内某所にて秘密裏に行われた、とある会合の報告書である。
I'm at 秋葉原駅 (Akihabara Sta.) in 千代田区, 東京都 https://t.co/nzczAmdqOj
— のぞむ⌘ (@takahashi365) 2016, 1月 22
「新卒で入社した会社を半年足らずで辞めた」という信念の元、一堂に会した二人は、気分を高揚させる液体を求め、居酒屋へと足を運ぶ。しかし、最初に訪れた店は予約で満席。「仕方ない、じゃあ、我々がいた企業もブラックであったし、従業員の待遇で話題になった居酒屋へ行こうではないか」という提案の元、都内某所の飲み屋に向かった。
新卒半年未満退職者達、和民に来たる。 (@ Japanese Casual Dining 和民 秋葉原駅前店 in Chiyoda, 東京都) https://t.co/1Lwq4yn6zK
— のぞむ⌘ (@takahashi365) 2016, 1月 22
とりあえず生中
— のぞむ⌘ (@takahashi365) 2016, 1月 22
「とりあえず生中で」オーダーを受けた店員を見送りながら、改めて自己紹介をする二人。Twitterでは気さくに話せていても、いざ面と向かって話しをすると、相手との間合いを考えるのに必死で、言葉が出てこない。
お互いに、現在つとめる会社の名刺を交換した後、自信が所属していた過去の組織について、語らいを始めるのである……。会社の規模・事業内容・その実態……今年に入って何人の人がやめたか……夜は深く、暮れる。どっぷりと暮れていく。
薄い、ハイボール
二人とも良い感じに血中のアルコール濃度が高まり、筋肉が弛緩し、饒舌になり始める。次々と届く、食べ物に舌鼓をうちながら、会話の流れが徐々にエスカレートしていく。届いた山崎のハイボールは味が薄く、炭酸水の味しかしなかった。
普段、職場に持って行っているウィルキンソンの炭酸水と同じ味がした。これが素材の味というものなのだろう。
餃子を醤油につけるアクシデントや、99yen氏が醤油を容器ごと机にぶちまけるなど、多少のアクシデントは発生したが、同じ苦労を共有する二人の若者の中には、強い仲間意識が生まれているのである。
会話の中身
良い感じに酔っ払ってきた二人の会話の内容は、徐々に苛烈さが増していく。人間の本能について、社会について、性について、労働について、そして生きる意味について。二人に共通していたのは「働きたくない。働かずして金を稼ぎたい」という一心であった。事実、働かずして金銭を得ることが出来るのなら、私も手放しで就労をやめてしまうであろう。
働くとは何なのだろうか、我々は何のために働くのだろうか……それは生きがいなのか。お金なのか。結論の出ない議論が二人の中で交錯するのである。
絵がうまくなりたい
「最近、何をしているか」という話の中で「絵を描いている」という話になった。私も落書き程度に絵を描いていて、その稚拙さは、ツイッターのフォロワーなら、誰もが知っていることである。しかし、絵がうまくなりたいというのは、やはり「何かを作り出したい」という人に共通する意識で、考えであり望みなのである。
「最終的な目標は自信の理想とするモノを描き出すことだ」(オブラートに包んだ表現です)と高らかに宣言したところ、99yen氏は「それは難しいよね」と笑っていた。
そして会計へ
そのまま3時間ほど、食べては飲んでを繰り返した二人であるが、終電という時間的制限を逃れることは出来ないため、いざ会計へ。メニューを見ている限りでは「まあ、高くならねーだろ」と高をくくっており、内心ドキドキしていた。
「会計お願いします」そういって、もって来た伝票を見た時、思わず私の口から言葉が漏れていた
「うわっ高」
— のぞむ⌘ (@takahashi365) 2016, 1月 22
かくして、大衆居酒屋で大盤振る舞いをした二人は、夜の街に消えていったのである。後ほどフォロワーさんに「それだけ払うなら、もっと良い店に行けるのに」と言われた。まさにその通りである。
新卒で入社した会社を辞めたあなたに
強く生きてください。くじけないでください。私たちは生きています。一緒にお酒を飲んで、刹那的な余韻に浸りましょう。一緒にシーズン2をしたい人は、是非お声がけを。