自分の知らない間に面白そうなサービスがローンチしていることがしばしばあるんですが、ニコニコ動画のブロマガもそのひとつです。
ニコニコ動画は誕生当時から知っていて、友人知人ともここまで大規模なサービスになるとは思わなかったとよく話をするのですが、いつの間にか動画という垣根を越えて多様なサービスを提供するようになっていたんですね。
言われてみると、ここ最近Twitterのタイムラインに流れてくるブログホスティング会社が少しずつ代わりはじめていて、少し前まではFC2とかライブドアとかが多かったのが、いわゆる2chまとめ系サービスでは、ブロマガのサービスを利用しているサイトが増えました。恐らくニコニコ動画のユーザ層と2chまとめを見ているユーザ層はかなりの割合で一致していて、うまい具合にユーザを取り込むことに成功しているわけですね。
ニコニコ動画が始まって、いつの間にか静画とかもサービスをはじめていて、大会議とかいうよくわからない大規模オフを初めて、気がついたらユーザがコンテンツを発表する総合的な環境になっていたっていうのが本当に驚きで良くここまでサービスが大きくなったものだなあと、感慨深い感情に浸ります。
確かに考えてみると、私の従姉妹の中学生がニコニコ動画にはまっていて初音ミクが好きだったり、そこら辺の文化の違いっていうのはやっぱり違いがあるんだろうなあと思いながら、今まで一家に一台だったパソコンが一人一台になって、スマートフォンの普及と共にさらにそれが自分の部屋の寝床でも、外出先でもお手軽にという風になるわけですから、もうドンドン文化的に違うものができあがっていくのでしょう。私はこの文化に乗り遅れてしまいましたね。
しかし、よく考えてみるとインターネットの可用性と普遍性というのは本当にすごいもので、自分の考えが今こうやって簡単に文字に起こして多くの人に見てもらえているように、身近に末恐ろしいツール群が横たわっている状況がいやはや、まあもの凄いなあと思います。末恐ろしいというか、いやあ、まあ末恐ろしいと思うのですが、これが非常に面白いコンテンツや魅力的なコンテンツを製造しているあたり、道具というものがいかに使い手次第で変わるものなのかということがよくわかります。
最近は考えがやや閉塞的になりがちで、なおかつ観測範囲が狭くなってきていて自分が理解できない文化的な何かを頭の中から排除しようとする兆候があったのかもしれないと思い知らされました。
まあ、私はいまのワードプレスで作成したブログに満足してしまっているので、今更ブロマガを使おうという気にはなりませんが、実際に使ってみて何故流行しているのかということを考えなければドンドン私の目は濁っていくのだなあとも思いました。