以前、このブログに書いた、野良猫のお話。
あの頃は幼かった猫たちも今ではすっかり大きくなり、凜々しい顔をした猫になりました。問題は完全に我が家の裏庭を拠点にされてしまったこと。祖父がお昼の残りを縁側から投げ与えていたり、「にゃ~にゃ~」という鳴き声に根負けして、私が冷蔵庫の中にあるちくわを与えたりしていたら、完全に我が家の飼い猫みたいな状態になっていました。
ここで中途半端にほっぽり出して、今まで通りに適当にえさを与えて、適当に面倒をみ続けるというのも、選択肢としてはあり得るのですが、これから来る冬のことを考えると、我が家の裏庭の一部で越冬ができるか否か若干の疑問が残ります。
また、やはり野良猫は害獣で、我が家の裏庭に糞尿を巻き治すぶんには問題がないのですが、やはり人の家の庭に勝手に入って、迷惑をかけてしまったら、問題かなと。
(といっても、うちの家の周りには多くの野良猫がいますが)
そして、私の家のものがその猫にえさを与えなければ自然淘汰されて死んでいたかもしれないですし、そこらを考えると、大きくなる要因を与えてしまった我々が今後も責任を持って面倒を見る必要があるのかと感じるようになりました。
やはり、野良猫といえば、道路の脇で車にひかれて死んでいたりするのを見ると、非常に心苦しいものになりますし、せっかく我が家になついてくれている猫がそういった死に方をするのはやっぱり気持ちがいいものではないなあと。
どうやら、完全に我が家に居着いてしまっているようで、よその家には行っていないようなので安心なのですが、さて、飼い猫にするにはどうしたものなのか、どれくらいの出費とどれくらいの準備が必要なのかと考えているわけです。
餌はもちろんのこと、ノミの対策、家の中で飼うのなら糞尿の対策、家の外で飼うにしてもせめて首輪をつけるとか、あるいは飼い犬のようにリールをつけるとか、考えないといけないなあという事態になって生きています。
よく、動物を飼うのは非常に難しいという話が議論になりますが、本当に生き物を飼うのは難しいなあと再認識させられています。人間の独善的な意思のもと、いろいろと猫に影響を与えてしまっている以上は、それらの対策をするのもまた、それが独善的であったとしても人間なのだろうと感じています。
そういえば、猫に名前をつけていないなあ。