◇はじめに
通勤通学で地下鉄に乗る私と切っても切り離せない仲なのが音楽プレイヤー。周りがうるさくても、イヤホンをつけてお気に入りの音楽を流していれば、別の世界に浸ることができますからね。
以前までER6iが電車などの環境で活躍していたのですが、気がついたら断線していました。修理して使おうにも修理のマニュアルもなく、ネットで探しても試みる人が少ないようで、修理は断念。無難に新品を買おう・・・・・・となったわけです。
◆今回の購入目安
- 遮音性が高い
- 音がちゃんとなる(100均のイヤホンみたいに音が破綻していない)
- 買ったことのないメーカー
◇SHUREの製品がこの価格で
最初は以前から使っていたER6iを製造している、ETYMOTIC RESEARCH(エティモティックリサーチ)の、新しいモデルを買おうかと思ったのですが「なんだか面白くないな」と思い始めたのが最初、今まで買ったことのない会社のイヤホンが欲しくなりはじめました。
そして、イヤホンをいろいろと調べようとしたのですが、私の知識が古く、知っている製品のほとんどがディスコン(製造中止)で売っていない。
かといって「失敗だった。ポイッ(ゴミ箱へ)」というのは金銭的に無理。
「どうしたものか・・・・・・雑誌でも買って情報を集めるかなー」と、いろいろと考えていたときに、目についたのがこの商品でした。
SHUREのイヤホンはどれも1万超えが当たり前かと思っていたのですが、実売5000円弱と超リーズナブル。感想を調べてみても、目立つ悪評はない・・・・・・。とそんなわけで、購入にふみきりました。
◇本体と付属品
- SE102K-j 本体
- イヤーピース サイズごと1ペアで4ペア
- ポーチ(ちょっと安っぽい)
- 添付の紙(保証書とか)がばらばら
◇値段の割にちゃんとなる音!
届いた箱を目の前にして、開け方がわからなかったので、ダイナミックにバリバリとご開帳。
SHURE独特の形をみて「わーい本物のSHUREのイヤホンだー」と小躍りしました。
肝心の音質についてですが、この値段からすると十分にアリな音。
(エージングが不十分なのでまだ正確な音は出ていないかもしれません)
多少「高音が雑」で「低音が少ない」かな?と思うくらいのレベルで、音に濁りを感じたりとか、定位が崩れているとか、そういった感じはしません。
もっというなら「とりあえず、出せる音は出した。ただしそれがきれいかは別な」って感じでしょうか。
低音の少なさはプレイヤーに内蔵してあるイコライザを使うか、私はFIIOを持っているので「それでブーストをかければいいかなー」くらいの話です。
◇値段以上の遮音性、付加価値。
そのデザインと設計の特性上、とても高い遮音性を持っています。
「どれくらい?」と聞かれると、言葉にしづらいのですが
「電車内にうるさい乗客がいても、音楽を流していたら気にならないレベル」
あるいは
「社内のアナウンスが聞こえないレベル」
こんな感じでしょう。
このイヤホンをつけた状態で外を歩くのははばかられるレベルの遮音性です。
(つけて歩けるのは駅で電車の乗り換えをするときくらいでしょうか)
SHUREがけ(コードを耳の上に持って行き、耳の裏側にコードを通す)をすれば、タッチノイズを防げますし(そもそも電車の中でタッチノイズは生まれづらいのですが)コードに不用意な負荷がかかっても自分の耳がコードにかかる負担を軽減してくれます(笑)
◇そのたもろもろ
そもそも、この価格帯のイヤホンで「音質がどうだー」とか「空気感がー」とか、そういうことを言うのは間違いで、目を向けるべきはそのイヤホンの付加価値ではないのでしょうか。
そりゃあ、きっと2万円~∞円のイヤホンを買えば、安物では体験できない感動があるのでしょうが、今回は1万円以下、妥当な性能(音質)だと思ってます。
(そもそも、私がそこまでの耳を持っていないって話になりますし)
商品のレビューを書いていると、特別不快じゃないと不満を書かない癖があるので(笑)気になる点をいくつか。
- 左右の耳の穴が違う人(私)は最初装着するときの違和感が半端じゃないと思う(今は慣れた)
- 延長ケーブル無しの状態が短い。短すぎる。私は腰ポケットにiPodを入れているので延長ケーブルが必須。
- ケーブルが少しだけ固い・・・・・・かな?
と、まあこんな感じです。
コストパフォーマンス最高。電車の中でもまったり音楽を聴ける。SHUREのブランドが安価に。
そんなイヤホンだと思います。
あ、あと本文では全く触れてませんが「普通につけて」「普通の音量」で聞いていれば音漏れの心配はありません。
ちなみにこの子も検討しましたが、遮音性の点から外れました。
MDR-EX90SLが壊れたら購入を検討したいです。